起業3年間の振り返り。薬学部卒業と今後。

まず初めに

学生最後の日になんとかこの記事を投稿することができました。
今の僕がいるのは3年間様々な形で支援してくださった皆様のおかげです。
この場を借りて感謝を伝えさせていただきます。

そして、無事に第108回薬剤師国家試験も合格することができました!
262/345点を得点し、かなり安心しながら合格発表当日を迎えることができ、学生時代にやるべきことはひとまず全てやり終えました。(240〜250ぐらいを目指していたので、勉強しすぎました笑)

正直な話、自分でも信じられないぐらいの変化がこの3年間でありました。
3年前、僕は何のスキルも人脈もない大学生でした。

そこから、最初は動画の編集業務から始まり

・インタビュー動画などの撮影編集
・採用パンフレット/チラシ/サムネイルなどのデザイン
・SNSマーケティングの支援
・LINEの構築など

今では業務範囲も多岐にわたっており、一言で言い表せなくなってきているので、僕はこれらをまとめて「クリエイティブ」と呼んでいます。

かつては、どこか田舎の薬局でゆるく働くのを夢見てた時代もありましたが、いざ蓋を開けてみると「薬剤師免許を使わず東京でバリバリ働く」という180度違う展開が待っていました。人生何があるか本当にわからないですね。

この記事は自分向けという意味合いも強いです。

春からの生活はもちろんまだ体験してないですし、今から既にすごく楽しみです。
ですが5年10年経つと、多少当たり前になっている部分もあると思っています。そんな時にこの記事を見返して、「この時は全てが未体験でワクワクしてたな」「もう1回ちゃんとやらなきゃ」と思えるような自分のセーブポイントとしてこの記事をここに置いておきます。

その中でこの記事を見てくださる方にも僕からもちろんお伝えしたいことがあるので、その部分をお伝えできればなと思います。

大まかな記事の構成としては

・3年間での変化
・今後について

大きく分けてこの2つに関して書いていきます。

それでは本編に入っていきましょう。

・3年間での変化

この3年間で私の環境など含めると、本当に色々な変化がありましたが、全て書くとキリがないのでハード面とソフト面1つずつあげていくと

1.食っていけるだけのスキルをつけられた
2.仕事の楽しさ。人の役に立つことの素晴らしさを学んだ

この2つが僕の人生にとって本当に大きかったです。それぞれ少しずつ深堀りしていきます。

食っていけるだけのスキルをつけられた

冒頭でも書きましたが、仕事として成立するレベルのスキルを複数身につけられたのが本当に大きかったです。

・動画の撮影編集やPV制作
・チラシやパンフレットのデザイン
・SNSマーケティング支援

等、それぞれをクライアントから仕事として受注できた経験は今の僕に自信を大きく与えました。

中でもSNSマーケティングに関しては、僕自身アカウントを実際に設計して、自分のSNSから営業しなくても仕事が発注される仕組みを作ることに成功したので、僕自身もSNSの破壊力を実感しています。
SNSがなかったら僕は今こうやって独立できていませんからね。

加えて、通常企業に就職すると営業から納品やアフターサポートの一連の流れがあり、そのどこか一部のみを担当することになると思うのですが、自分で起業して業務を受託する場合、全て担当しなければならないので、これがかなり自分の糧になっています。

・見込み顧客に問い合わせしてもらう仕組み作り
・決裁者にOKをもらうための提案方法
・良い成果物を作るための知識や技術
・クライアントのロイヤリティをどの様に高めるのか

上げるとキリがないですが、上記のようなことを思考に入れながら日々の業務を行うと、嫌でも視座が上がります。
逆に言うと意識しなければ全く身につかないものなので、学生の段階からこういったことを考えながら業務できているのは本当にありがたいことだなと感じています。

これらの経験から「どこでも生きていける」という確信を手に入れ、実際に”新卒で独立”という選択をする決め手になりました。

非公開の実績もあるので全てでは無いのですがこれまでの成果物を載せておきます

動画実績
デザイン実績

また、起業初期からお世話になっているPASS MEDさんのHPに僕の動画のギャラリーが公開されていますので、コチラもぜひご覧ください。全て僕が作った動画だと思うと非常に感慨深いものがあります。

仕事の楽しさを知った

3年前、初めてクライアントに動画を納品した時のことを僕は一生忘れません。
「人の役に立つってこんなに嬉しいんだ」
このことに気づいてから僕の毎日の活量が数十倍になりました。

仕事をすればするほど自分の中にスキルが蓄積され、そのスキルでクライアントに還元し報酬をいただく。
その報酬でさらにスキルアップし、新たな仕事を受注する。
このサイクルを3年間ひたすら回し、今の状態まで辿り着きました。

“お金”だけにフォーカスすれば、もっと効率的な稼ぎ方はありますが、僕の目的は銀行口座の残高を増やしたいのではなく”スキルアップ”であり、“スキルアップ”を定量的に測る手段として”お金”があると考えて今はお仕事をしています。

僕自身、物欲もほぼなく、毎日の仕事もゲームをしている感覚でやっています。(もちろん大前提プロとしてやるべきことは全うしているつもりです)

物語の目的を達成するために道中で敵を倒しながらレベルを上げて仲間を集める。
自分自身の物語に対して没入して毎日過ごしているおかげで、自分のメンタルのコントロールもある程度できるようになり、毎日高いパフォーマンスを出すことができるようになりました。

それまでは、自分より能力が高い人と自分を比べて劣等感を感じたり、自分の存在意義がわからなくなって孤独を感じて病んでしまうこともあったのですが、自分の価値基準を定義したことで、そのような悩みからは解放されて毎日ストレスなく働けています。

“仕事=人生”だとは思っていませんが、ほとんどの人は人生の1/3程度は働いているので、「仕事にどれだけ幸福感を感じられるか」は人生の幸福度にかなり深く紐付いていると僕は考えています。
僕の場合、仕事に幸福を感じすぎた結果”趣味や遊び”だと感じるレベルになってしまったので、人生の幸福度が以前に比べ格段に上がっています。

この様にスキルを身につけたことで、生活もメンタルも安定したので、3年前にスキル0からなけなしのお金でノートPCを買った自分を褒め称えたいと思います。自分ナイス。

そんな感じでこの3年間で、ハードソフト共に自分にとって本当に大きな変化があり、別世界が広がりました。

本当はもっと細かく振り返りたいのですが、完全な自己満になってしまうので割愛します。

・今後について

僕は医療業界のクリエイティブを支える存在になりたいです。
仕事の範囲として業界を限定しているわけではないのですが、僕のスキルや知識がフルに発揮されて、喜んでいただけるのは医療系の企業様がやはり多いです。

薬剤師として働かない理由

これも説明しておかなければならないのですが、結論として私は薬剤師としては働きません。
理由としては1つの企業で週40時間働くより、複数の企業のサポートに入った方が、世界に対する自分の影響度が大きいと感じたためです。
薬剤師という職業そのものがどうこう言いたいわけではなく、自分の適正として不安定な環境で裁量を持って働く方が自分のパフォーマンスが発揮できる。学生時代にそのことに気づくことができました。

僕が世界に存在した結果、世界の0.000001%でも良くなればそれが僕の幸せですし、そうできる確率と割合が一番高いのが今やっている仕事だと判断したため、薬剤師としては働かずに今の仕事を継続する決意を固めました。

多くの企業が抱える課題点

個人的な考えではあるのですが、現状の企業が抱える大きな課題点として「クリエイティブを内製化するのが難しい」という点があります。僕はこの課題点を別のアプローチから解決していきたいです。

この課題点が生まれている理由はとしては「クリエイティブを担当する人のスキルが上達する条件」にあると思っています。
僕の過去の体験ベースでの話になってしまいますが、どういう時にクリエイティブスキルが上達するかというと「時間や工数を気にせずひたすら試行錯誤を繰り返し、今の能力の150%を出し続けた場合」に大きくスキルアップできると僕自身は感じています。

一方、クリエイティブを内製化をしようとしている企業がどういう状態かというと「最低限人に見せられるクオリティであればいい」ぐらいの温度感でやっている企業が多い、とこれまでの経験から感じていて、それは仕組み上しょうがないことだと思っています。
なぜなら内部の社員に担当させた場合、その社員は制作ソフトの知識も無く、通常の業務の片手間にやっており、時間をかけても報酬が見合わない上に、クオリティが低くてもペナルティがないためです。

社員が担当していると制作物を作る際に、例えるならばカレーライスを作りたいはずなのにスパゲッティを作ってしまっている企業も非常に多いです。
実際の料理ではそんなことありえないですが、SNSではそれが実際に起こっています。
こういったことが発生しても、品質管理を担当している人のSNSの知識がないためOKしてしまい、世の中に出されています。
これはSNS知識がないことから起こっており、SNS知識は個人のインフルエンサーだけでなく、企業も知識として必須になっています。

クオリティが高くないアウトプットを作り続けた時に起こる弊害として、それを実際にSNSで見た人が「この会社イケてないな」「なんかダサい」のように、明確に言語化はされなくても、こう思われてしまう可能性が非常に高いです。

これが今後僕が解決していきたいと思っている課題点です。
社員さんがせっかく時間をかけて作ったのに、マイナスの印象を抱かれるのはもったいなさすぎますよね。

この問題の解決策として「クリエイティブはその企業や業界に対して理解があり、すでに技術のあるクリエイターに外注する」のがベストだと僕は考えています。
僕の今の働き方のように、外部の人間が担当する場合、その瞬間自分が出せる最高のモノを納品し続けない限りクビなので、嫌でも時間をかけるし、最高のクオリティで納品せざるを得ない。
よって、アウトプットの質が担保され、お互いにとってwin-winな関係が築かれます。

大袈裟ではなく、この問題が起きている企業が本当に多いので、こういった企業を一つでもなくせるように私が企業のクリエイティブ担当として、社員以上にコミットするポジションとしてサポートしていきたいと考えています。

この業界のクリエイターに依頼するとなった時に「僕以外に依頼するのってあり得ないよね」と言ってもらえる様に今後も本気で仕事していきます。
そう言われるためには技術もまだまだ磨かないといけないですし、やることは山のようにあります。でも、僕はそう言われるようになるまでやると決めています。

企業がクリエイティブを外注する時に“動画はこの人” ”サムネはこの人” ”企画はこの人”って分ける必要なく、僕一人に依頼すれば工数がかからず全て解決するようにしていきます。

・情報発信に興味があるけど、自社リソースが無い
・既に取り組んでいるけど、うまくカタチにできていない

という企業をサポートしていくのが僕のミッションです。

一緒にいい物を作っていきたいと思ってくださる企業の方がいらっしゃれば、ぜひご連絡ください。
全てのビジネスに適合できるスキルセットを持っている自負はあるので、新しい取り組みを行う際に、バイタリティあるメンバーが欲しいと思った時にも連絡お待ちしております。
知り合いにクリエイティブで困っている方がいた時は、僕の顔を思い出していただけると嬉しいです。
TwitterのDMでご連絡いただければすぐに返信すること可能です。

2023年4月1日から東京を拠点に活動していきますので、何かご縁で繋がった際にはよろしくお願いします。
365日全国どこでも呼ばれれば向かいます。

という訳で起業から3年の経過報告と卒業後のビジョンについて共有していきました。
1ミリでも皆さんの挑戦を後押しするための材料になれたら幸いです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。それではまたどこかで。

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